十六歳の誕生日の夜、星宮ルナは屋根の上で流星群を待っていた。契約の儀式。落ちてくる星を掴んだ者だけが、星の力──ステラフォースを操る契約者になれる。
夜空に一筋の光が走った。ルナは手を伸ばし、掴んだ。だがその星は、最も小さく、最も暗い星だった。周囲の少年少女たちが輝く星を手に歓声を上げる中、ルナの手の中にあるのは、かろうじて光っている小さな欠片。
「E級契約者」。スターフォール学園の入学式で、ルナはそう分類された。最低ランク。だが学園長は意味深に微笑んだ。「すべての星には役割がある。小さな星にも、ね」
ルナは悔しさを飲み込み、拳を握った。ランクなんて関係ない。自分の力で、自分の居場所を作ってみせる。