深夜の渋谷。ネオンが消えた裏路地。真夜がバイト帰りに近道をする。
廃ビルの窓に人影。真夜が振り返ると誰もいない。だが冷気が這い上がる。
突然、地面から黒い霧が噴き出す。霧の中に無数の手が蠢く。
真夜が悲鳴を上げて走る。だが足が動かない。靴が黒い霧に沈んでいく。
閃光。九条凛が現れ、光る刀で黒い霧を斬り払う。長い黒髪、鋭い目つき。
凛「見えるのか? それなら──お前にも素質がある」。手を差し出す。
真夜の目に映る東京の夜景。ビルの隙間に無数の霊が浮かんでいるのが見える。